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「お静かに!」の誕生 近代日本美術の鑑賞と批評/今村信隆
¥2,970
四六判 456ページ 【版元サイトより】 果たして、人々の声はどこへ行ったのだろうか。 天皇皇后、エリート官僚、田舎客、赤門天狗、鷗外、白樺派...... 「沈黙」と「語らい」は歴史のなかでもせめぎ合う。 芸術と出会う場所、美術館。 「お静かに!」が生まれる空間で、鑑賞と批評の歴史を〈声〉や〈語らい〉から考える。 書かれることばと比べるとき、声を伴って話されることばは、いかにも不安定で、はかなく、頼りない。近代的な鑑賞と批評はそれぞれ、声と語らいを外側へと追いやることで、自らの輪郭を定めていったのではないか。 江戸から明治へと移り行く時期の「見世物」と「書画会・書画展会」の様子から、人々のあいだに線を引く近代的な博覧会、明治の演説文化に対する批評、雑誌『白樺』とその同人たちが求めた美術館の理想など、今日の鑑賞と批評の空間を再考する歴史的な事柄を取り上げ考える。明治期以降に次第に整えられていく鑑賞空間、批評空間はどのようなものだったのか。それは現在とどうつながっているのだろうか。 録音・録画が一般的になる以前の声や語らいを歴史的に問い直すことは簡単ではないが、歴史のなかのいくつかのポイントに的を絞り、エピソードを拾い集めるように解きほぐしていく。 〈沈黙〉と〈静けさ〉と、〈声〉と〈語らい〉。どちらが、より好ましいのか。あるいは、どちらがより「正しい」のか...ときに問われる現代のミュージアム。 いま、私たちの空間と声のあり方を見つめるために。 美術館だけではなく、図書館、劇場、コンサートホールなど、公共性のはざまで揺れながら考える人に。ぜひお読みいただきたい本です。「お静かに!」と言わざるを得ない環境に関わるすべての方に。 送料の目安【70】 厚みがあるため、A5判より大きな本(B5、A4など)と一緒にゆうパケット・ネコポスで送ることはできません
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お土産の文化人類学 地域性と真正性をめぐって/鈴木美香子
¥2,640
四六判 200ページ 【版元サイトより】 東京ばな奈」は、なぜ東京土産の定番になれたのか? そして、なぜ菓子土産は日本中にあふれかえるようになったのか? 調査点数1073点、身近な謎に丹念な調査で挑む画期的研究。 日本人は旅行に行くと必ず菓子の土産を買って周囲に配る。しかし実はこれは、案外最近定着した振る舞いにすぎない。1970年~80年代を境に、土産はモノから食べ物中心へと劇的に変化した。なぜこれほどまで全国に似たような菓子土産があふれるようになったのか、そもそもなぜ土産を購入するのか。本書ではその問いをきっかけとして、日本における土産の歴史と現在を詳細な資料調査と、文化人類学の手法によって解き明かす。そこから見えてきたのは、交通網の発展に伴った大量生産、大量販売の時代から、国策も背景とした地元でしか作れない本物性へのこだわりへの転換だった。菓子土産についての初めての学術的研究が誕生。 送料の目安【50】
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初めて書籍を作った男 アルド・マヌーツィオの生涯/ アレッサンドロ・マルツォ・マーニョ、清水由貴子:訳
¥2,640
四六判 268ページ 【版元サイトより】 私たちが普段読む本には、冒頭に目次や序文や献辞があり、ページ数が振ってあり、文章は句読点で句切られ、時折書体を変えて強調されている。巻末には索引がついていたり、時には正誤表が挟み込まれていたりもする。持ち歩いたり寝そべって読んだりするのに文庫本サイズはとても便利だし、書店に高く積まれたベストセラーには興味をそそられる。 実は、いま太字で強調したものすべては、今からおよそ500年前、たった一人の人物によって生み出されたものである。グーテンベルクによる活版印刷技術の発明からわずか半世紀後の自由都市ヴェネツィアを舞台に出版の世界に大変革を巻き起こし、現在も使われている書籍の体裁を発明した“出版界のミケランジェロ”ことアルド・マヌーツィオの激動の物語。 ※本書は以下の日本語訳です。Alessandro Marzo Magno, L’INVENTORE DI LIBRI: Aldo Manuzio, Venezia e il suo tempo (Editori Laterza, 2020) 【目次】 第1章 アルドの遺産 第2章 人文主義の思想 第3章 出版人への道のり 第4章 アリストテレスとギリシャ古典文学 第5章 『ポリフィルス狂恋夢』、究極の美しさ 第6章 『デ・エトナ』と活字の誕生 第7章 ウェルギリウス、ペトラルカ、ベストセラーの誕生 第8章 ヘブライ語聖書 第9章 ベンボ『アーゾロの談論』とエラスムス『格言集』 第10章 敵と志願者 第11章 マヌーツィオと死の後継者 第12章 アルドの遺産 謝辞/訳者あとがき/参考文献/参照した一次資料/アルドの出版物リスト/索引 送料の目安【50】
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こもれび日記 2025.Feb-Aug
¥700
A6/判 本文モノクロ86ページ シェア型書店の運営・店番をしながら綴った合計7か月半の日記です。 昨年、手製本で少部数販売したもの、店頭 でお配りしているフリーペーパーに追記・改稿したものを収録しています。 こちらは9/19(金)発送予定です。 他商品と同時にご注文の場合は、同梱して19日に発送いたします こもれび書店店頭では12日から、 9/14開催文学フリマ大阪【し-05】でも販売いたします 送料の目安【20】
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世界名作劇場の間取り/ちばかおり
¥2,090
B5判 128ページ 【版元サイトより】『赤毛のアン』のグリーン・ゲイブルズ、『母をたずねて三千里』のイタリア・ジェノバの集合住宅、『フランダースの犬』のネロとおじいさんの茅葺きの家、『ペリーヌ物語』の家馬車……。 懐かしの名作の舞台となった家の数々を、当時の設定資料から起こした詳細な間取りとイラストで再現。著者による当時の制作スタッフへの丹念なインタビューをはじめ、ここでしか読めない貴重な資料も多数収録! 物語の舞台となった国々にスタッフが実際に足を運び、徹底したロケハンをもとに作り込まれたリアリティのある建築物や風景の数々。日本のTVアニメの金字塔とも言える名作シリーズを「家」という切り口で解き明かす、ファン必携の一冊。 《目次より》 ベルギー北部の農家の家[フランダースの犬] アメリカ中部の木造戸建て住宅[あらいぐまラスカル] 旅の住まい(馬車、宿)[ペリーヌ物語] アメリカ中西部・1840 年代の家[トム・ ソーヤーの冒険] 無人島のセルフビルド[家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ] ロンドンの寄宿学校[小公女セーラ] アメリカ東部の住宅[愛少女ポリアンナ物語]etc 送料の目安【90】
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ようかん /虎屋文庫
¥2,530
SOLD OUT
A5判 160ページ 【版元サイトから】信長や家康がおもてなしに使い、明治以降は携帯・保存食として重宝されるなど様々に愛されてきた和菓子の雄。羊肉の汁物から現代の煉羊羹に至る変遷を、新説交えて綴る「ようかん全史」や、四季折々、多種多様さを魅せるカラー48頁、全国121の名物羊羹紹介まで。この一冊でようかんのすべて、500年の歴史を持つ虎屋がわかる。 目次 書誌情報 読み仮名 ヨウカン 装幀 「夜の梅」広瀬達郎(新潮社写真部)/カバー写真、島田隆/ブックデザイン 発行形態 書籍 判型 A5判 頁数 160ページ ISBN 978-4-10-352951-4 C-CODE 0076 ジャンル 暮らし・健康・料理 定価 2,530円 書評『ようかん』試し読み著者プロフィール感想を送る 書評 最強のマリアージュが生まれた 橋本麻里 子供の頃から甘いものが好きで、という思い出を楽しそうに語る方々は、私から見れば「銀の匙をくわえて生まれてきたスイーツエリート」だ。甘いものが苦手で、おやつといえば果物と煎餅、という時代を経て、憧れ(?)の和菓子を美味しく食べられるようになったのは、20歳も過ぎてからのこと。私にとって甘味は、ただ夢中で味わうものではなく、「分析的に食し、素材や製法、文化的背景まで理解してはじめて美味しいと結論づけられる」対象らしい。 そういう意味で、和菓子の象徴であるようかんは、ただ食べるだけでなく、その起源と変遷、製法、地域差にいたるまで、探求し語り尽くすに足る対象であり、最古にして最高峰の菓子商の膝下にあって、膨大な史料と専門の研究員を擁する虎屋文庫以上に、その任にふさわしい者はいない。そう、ようかん×虎屋文庫という最強のマリアージュによって生まれたのが、本書なのだ。 道明寺羹(もち米を加工した道明寺粉と寒天を合わせたもの)や琥珀羹(煮溶かした寒天に砂糖を加えて固めたもの)を駆使し、水や光をイメージさせるようかんのバリエーションや、江戸時代に描かれた菓子見本帳の色鮮やかな絵図など、黒くて四角くて小豆の味で……というようかんへの先入観を払拭するビジュアルは、もちろん見どころのひとつ。だが私たちの「ようかん」観を本当に塗り替えてしまうのは、ようかんの歴史を、史料をもとに精密に検証しつつも空白部分を推理で埋め、ようかん成立の過程を追う「ようかん全史」の章なのだ。 中国の料理である羊肉の羹(汁物)を、日本人留学僧が点心(食間に摂る軽食)のひとつとして故国へ伝えたものがルーツだから「羊羹」。それが日本の禅宗寺院で精進料理に変じ、やがて菓子へ、とはようかんの起源話として必ず引かれるエピソード。それにしても現代の我々が親しんでいるようかん(=煉りようかん。小豆の粉・砂糖を寒天で煉りかためたもの)と、羊肉の汁物とでは、あまりにかけ離れているのではないか。一方、上生菓子の生地として欠かせない「こなし」(あんに小麦粉と寒梅粉を加えて蒸し、砂糖を加えながら手でもみこんだもの)を、虎屋ではなぜか「羊羹製」と呼ぶ。こなしと煉りようかんでは製法がまったく異なるのに、なぜそう呼び習わしてきたのか。 本書を読む以前から、私の中にもようかんをめぐる疑問がいくつもあった。それが中世の武家の饗宴や茶会記の、ていねいな検証の記述をたどるうちに、あるものは解かれ、あるものは新たな疑問を呼び起こし、これまでとは異なるようかんの、いや和菓子の歴史の鳥瞰図が、ぼんやりと姿を現し始めてくるのだ。 ミステリーのネタばれのようなものなので、核心部分への言及は遠慮しておこう。だが、それぞれの時代に「ようかん」と呼ばれた食べものがあり、その変遷の過程で試みられた多彩な製法や形態が、和菓子の歴史を豊かにしていったことは間違いない。いや、もしかすると、和菓子の歴史の根幹にようかんがある、とさえ言えるのかも。ここまでずっと、羊羹ではなく「ようかん」と書いてきたのは(本書のタイトルからしてそうなのだが)、そんなふうに長い時間の中で、味や姿を自在に変えてきた食べ物を、狭い定義の中に押し込めたくないからだ。 保守本流の和菓子。「あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって」、と谷崎潤一郎が『陰翳礼讃』に書いた、これ以上変えるところのない、完璧な――完成され尽くしたように思える食べ物。だが、それすらいずれまた、必ず変化する。ようかんは未来に対して開かれている、と確信できる。 過去を学ぶことは、豊饒な未来を描くことにつながる。優れた歴史書は必ずそんなふうに、読者を未来へ向き合わせてくれるものだが、本書もようかんの過去から現在を緻密にたどることで、ようかんの未来を予言しているように思えるのだ。 (はしもと・まり ライター・編集者) 波 2019年11月号より 単行本刊行時掲載 もっと見る 『ようかん』試し読み はじめに 日本人が長らく愛してきた和菓子の代表、それが「ようかん」だ。 あずき色の直方体のものを多くの人が思い浮かべるだろうが、実は色も形も多種多様。主な材料にしても、小豆だけではなく、野菜や果物、各地の特産物を使ったものもある。その上、蒸したり、煉ったりと製法の違いもあり、調べれば調べるほど奥が深い。魅力的なようかんの世界を旅してみよう。 Ⅰ ようかんって素敵だ! 四季を伝える――花鳥風月をめでる喜び。色彩豊かに時節を表す虎屋のようかんをご紹介。 藤の棚 藤の棚 紫色は、古くより高貴な色とされた。平安時代の貴族たちが花盛りの藤の下で、雅やかな宴を楽しむ様子は『源氏物語』にも見られる。「藤の棚」は緑の煉ようかんと、白、紫の道明寺羹で、藤棚に房をなして咲き誇る花を意匠化している。 意外に思われるかもしれないが、ようかんには季節を映すものがある。たとえば、春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬は雪といった自然風物が題材になり、「桜の里」「水の宿やどり」など、日本語の奥深さを感じさせる名前(菓か銘めい)がつけられる。 表現として、桜や楓、月など、わかりやすいモチーフを断面に見せるようかんもあるが、ここで注目したいのは一見何を表しているかわからないような抽象的なもの。 楽しみ方のキーワードになるのが、「見立て」だ。見立てとは、あるものを、共通点をもつ別のものになぞらえること。わかりやすい例では、日本庭園があげられるだろう。白砂を水の流れ、池を海と見なすなど、想像力を使って鑑賞する。 ようかんの場合は色が重要といえ、紅は花、黄は月、緑は若草、白は雪などに見立てられる。 思い出すのは『源氏物語』に描写されるような王朝の人々の衣装だ。「十二単」という言葉があるように、当時は重ね着スタイルで、その配色には、四季の風情が取り入れられていた。表地と裏地の色の組み合わせや、衣服数枚を重ねた場合の袖先、襟元、裾に見られる複数の色に、「 紅こう梅ばい襲がさね(重)」や「初紅葉」などの名前をつけ、色合いから名歌を思い起こすなど、知的な遊戯を楽しんでいたのである。この「かさね(襲・重ね)の色いろ目め」(衣服の色使い)を思わせる美意識が、ようかんにも受け継がれているのだ。 水の宿やどり 水の宿 夏には、小川のせせらぎや海辺の波音で涼を感じたり、打ち水で暑さをやわらげたりと、水がやすらぎを与えてくれる。「水の宿」は、白道明寺羹と青琥珀羹で流水を表現。陽に照らされ、きらめく渚や泉を思わせる。 素材や製法をいかした見立てもある。道どう明みょう寺じ羹かん(もち米を加工した道明寺粉と寒天をあわせたもの)で野山を彩る花や降りしきる雪を、琥こ珀はく羹かん(煮溶かした寒天に砂糖を加え、固めたもの)で月の光や涼やかな水を思わせるという具合だ。これらとようかんを組み合わせることによって、桜が満開の山やきらめく流水など、多様な景色を表すことができる。 ここで紹介する四季のようかんはほんの一部に過ぎない。デザインは無限にあり、日本人が愛してやまない自然の美しさに思いを馳せながら、折々にぜひ味わっていただきたい。 【お読みいただく際に】 本書『ようかん』は、【見る】ページ(写真満載のカラー48頁)と【読む】ページに分かれております。この「試し読み」では、冒頭の【見る】ページから、「はじめに」と「Ⅰ ようかんって素敵だ!」の冒頭部分をご紹介いたします。さらに続く多種多様ぶりを、本書でお楽しみください。なお、掲載の虎屋商品は通常商品だけでなく、期間限定品や終売品、非売品も含まれるのでご注意ください。(写真提供、虎屋) 送料の目安[20]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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「玉音」放送の歴史学 -八月一五日をめぐる権威と権力-/ 岩田重則
¥2,640
四六判 300ページ 【版元サイトから】天皇の大恩か、権力の発動か 日本の近現代史のなかでもっとも有名なラジオ放送。ここで流された昭和天皇の声がアジア太平洋戦争終結を国民に告げた。この放送はなぜ必要だったのか。「御前」会議や原爆にかかわるメディアの報道、当時の人びとの肉声にいたるまでさまざまな文献資料を詳細にひもとくと、明治憲法体制における天皇とはいかなる存在か、そして「玉音」放送とはいったい何だったのかが明らかになる。これまで触れられてこなかった日本近代史の核心に迫る画期的著作。 [目次] はじめに 「聖断」と「玉音」放送の権力発動 権威による権力発動の隠蔽 明治維新と、「聖断」と「玉音」放送 第1章 天皇の権威と権力 第2章 戦争終結派の「国体護持」と昭和天皇「御親政」 第3章 皇居「正殿」全焼と「三種の神器」 第4章 「新型爆弾」と「原子爆弾」 第5章 ポツダム宣言受諾決定と「皇室は絶対問題也」 第6章 セットになった「国体護持」と「原子爆弾」 第7章 ポツダム宣言受諾「詔書」と「玉音」放送の演出 第8章 ポツダム宣言受諾「詔書」と「内閣告諭号外」を‟読む” 第9章 ラジオと新聞が誘導する「国体護持」 第10章 新聞が誘導する昭和天皇への懺悔と「国体護持」 第11章 「原子爆弾」報道の全面解禁 第12章 情報漏洩とうわさ話拡散 第13章 「御前」会議とは? 第14章 一億総懺悔とは? むすび あとがき 参考文献 人名索引 送料の目安[30]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[50]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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知里幸惠 日記・書簡集/知里幸惠
¥1,430
文庫 400ページ 【版元サイトから】彼女は『アイヌ神謡集』を残し、19歳でこの世を去った アイヌとして初めてカムイユカ(ラ)を文字に表した『アイヌ神謡集』の著・訳・編者、知里幸惠。彼女は、病に倒れ19歳で世を去るまでに、多くの日記や手紙を残した。そこに記されるのはアイヌ語を伝える使命と向き合い、家族を案じながら生きた一人の女性の姿。「私は書かねばならぬ、知れる限りを、生の限りを、書かねばならぬ」。筆に命をかけた、秀逸な日記・手紙文学である。初公開の資料を含む、執筆記録の決定版。解説/石村博子 送料の目安[30]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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ムーミンの物語100枚レターブック 小説の中の幻想挿絵
¥2,200
A5変型 216ページ 【版元サイトから】トーベ・ヤンソンが描いたムーミン小説の挿絵が、100枚レターブックに! 1945年に発行されたムーミンの最初の小説『小さなトロールと大きな洪水』から1970年の『ムーミン谷の十一月』まで9作にわたり続いた物語は、フィンランドのみならず世界中で高い評価を受け、現在も読み継がれています。文学作家であり、画家・イラストレーターでもあったトーベ・ヤンソンは、小説の世界を膨らませる挿絵を自ら描いたことでも知られています。本書は、ムーミンの小説に添えられた幻想的な情景や、登場するキャラクターたちを抜粋して、100枚レターブックにまとめました。ムーミン谷で繰り広げられる、数々の名シーンが詰まったレターブックです。 送料の目安[80]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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ムーミンとトーベ・ヤンソン 自由を愛した芸術家、その仕事と人生 /ポール・グラヴェット 著 、森下圭子 監訳 、安江幸子 翻訳
¥2,970
B5変形 112ページ 【版元サイトから】「ムーミン」生みの親、そして絵画から漫画、風刺画、小説まで幅広く才能を発揮した作家の創作の秘密と豊かな生涯を、豊富なカラー図版を用いて丁寧にひも解いた決定版ビジュアルブック。 画家、イラストレーター、小説家、舞台デザイナー、壁画家……実に多岐にわたる分野で、輝かしく才能を開花させたトーベ・ヤンソン。その人生は、波乱に富んだものでした。フィンランドのスウェーデン語少数話者として、女性蔑視が残る美術界に身を置いて、複数のマイノリティを抱えて20世紀を生きました。 生計を立てることと芸術との両立に悩み、どのように生きるべきか、手探りながらも自分の道をひるむことなく進んだトーベの姿は今なお大きなインパクトを与えますし、「ムーミン」シリーズに登場するスナフキンやミィの言葉は、私たちが人生をより深く理解する手助けをしてくれます。 イギリスのコミック・キュレーターの手による本書『ムーミンとトーベ・ヤンソン』では、一連のムーミン作品はもちろん、自画像、政治的風刺画から抽象画、戦時下の生活を描いた油絵まで、ゆたかな創作物とともに彼女の人生を丁寧にひもといていきます。知り深めるほどに魅力の増す、トーベ・ヤンソンの姿に触れる決定版のビジュアルブックの発売にぜひご注目ください! 送料の目安[90]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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少女ソフィアの夏 新版/トーベ・ヤンソン , 訳: 渡部 翠
¥1,980
四六判 288ページ 【版元サイトから】日本語に翻訳されて30年。「ムーミン」を作り上げたトーベ・ヤンソンの透明感に満ちた至極の短編集が、読みやすく改訂され、美しい新装版になりました。 夏の孤島を舞台とした、母を亡くした少女と祖母の小さくとも豊かな物語です。 人生の扉を開けたばかりの少女ソフィアと、人生の出口にたたずむ祖母。 70も年齢の違うふたりが思うままを対等に、率直にぶつけあいながらも、 たがいにさりげなく思いやるーー。 北欧の自然描写の美しさ、自分らしさを大切にする生き方。 ふたりをそっと見守る国際アンデルセン賞受賞作家トーベ・ヤンソンの優しいまなざし。 今こそ、私たちが大切にしたい物語が輝きます。 送料の目安[50]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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自由の牢獄/ミヒャエル・エンデ
¥1,408
SOLD OUT
文庫 310ページ 【版元サイトから】長い熟成期間を経てまとめあげられたエンデ晩年の傑作短篇小説集.精神世界の深みにおもりをおろし,そこに広がる様々な現実を色とりどりの花束に編み上げた,エンデ文学の到達点を示す力作.ドイツ・ロマン派的伝統を背景に,手紙・手記・パロディ・伝記など多彩な手法を駆使して,ファンタジーの世界が繰り広げられる. ■内容紹介 『モモ』『はてしない物語』など児童文学の名作で知られるミヒャエル・エンデ.本書は,そのエンデが,晩年に編んだ大人のための短編小説集です.手紙・手記・パロディなど,さまざまな形をとってはいますが,共通しているのは,人間にとっての精神世界の重要性を強調している,という点ではないかと思います.そのあたりを,訳者の田村都志夫さんは「現代文庫版訳者あとがき」に次のように書かれています. 精神世界とは,エンデにとり,言葉の故郷であり,意味や意義,さらに質の故郷であった.そのような故郷を失った者には,心にふれるものがなにもない,虚無の闇が残されるだけであることを「遠い旅路の目的地」は淡々とした筆致で描いている.言葉の消滅,意味の消滅は,言うまでもなく『はてしない物語』の隠れた中心テーマである. しかし,どの人間にも故郷はある.そこから離れる距離が大きくなればなるほど,郷愁は高まっていく.郷愁は故郷の在り処を告げているのだ.そして,そのような故郷は物語や絵の世界とつながり,同時にそのままこの現世ともつながっている,とエンデは言いたいのだろう. 「道しるべの伝説」も精神世界から流離した者の話である.主人公(*ヒエロニムス)は精神世界の痕跡をこの世に「奇跡」として探そうとする.その努力が徒労に終わったとき,ヒエロニムスも虚無の闇に落ちるのだった.そして,シリル(*「遠い旅路の目的地」の主人公)と同じく,ヒエロニムスも「故郷」である精神世界にかぎりない郷愁をいだいている. そのヒエロニムスが人生最期に到達したイメージとは「道しるべ」だった.現世における人の存在とは,かなたにある精神世界への道しるべだというのだ.そのために人は流離して「異郷の地」にある,という静かな認識はエンデ自身のものだったのだろう. 精神世界,心の世界からわれわれ現代人がますます遠ざかっている事実に,エンデは強い危機感を抱いていた.それは心がふれる意義や質というものが消えてゆくことを意味する.そして,人と人とのつながり,人と自然とのつながりが途絶えること,感動や共感,そして慈悲の心がうすらぐことも,エンデの目には同じ事情による現象であった. (「現代文庫版訳者あとがき」より,*:筆者注) 子どもが親や祖父を殺し,親が乳幼児を虐待し放置・遺棄するなど,殺伐とした事件が報道されるたび,「どうしてこんな世の中になってしまったのだろう」と嘆息せざるをえません.私たちは経済的な豊かさと引き替えに,何かとても重要なものを失ってしまったのではないか,そんな思いに駆られるとき,エンデが強調した精神世界の重要性や,それを取り戻す努力の必要性が,あらためて浮かびあがってくるのではないでしょうか. 忙しい日常の中でふと立ち止まって,私たちがこの世に生きている意味,自分にとって本当に大切なものは何か,などを考えたい……そんなときにお勧めの一冊です. 送料の目安[30]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々/宇田智子
¥1,760
A5 224ページ 【版元サイトから】沖縄県産本エッセイのロングセラー 10年目の重版出来! あらたに10年目のあとがきを加えました。 市場通りは行き交う人も本もおもしろい。 10年前も今日も淡々と店番中。 〈ジュンク堂那覇店が開店するときに東京から異動してきた私が、 その二年後にひとりで古書店を始めるとは、自分でも思いもしなかったー〉 豚の顔皮(ちらがー)で有名な第一牧志公設市場の向かい側で、隣は漬物屋さんと洋服屋さん、前は鰹節屋さん。通りには土産物屋も餅屋も傘屋もある。アーケードの下、みんな道にせり出して、顔をつきあわせて店番をしている。畳三畳のスペースに本を並べる。メインは沖縄に関する本で、ほかに人文・文芸・芸術・実用書など、試行錯誤しながら少しずつ揃えている。路上に座って扇風機を回しながら 古本を売るという仕事があるなんて、まず想像できないだろう。そんな仕事をしている人は、私のほかに何人くらいいるのだろう〉本文より抜粋 10年目の重版出来です。これを機会にぜひご一読お願いします。 ●目次 古本屋、始めました Ⅰ 沖縄で沖縄の本を売る 人文とジンブン 沖縄本の棚 沖縄では本は売れない? 近い本、遠い本 目をこらす コンビニから餅屋まで 船に乗って 面白くて厄介 EKE 異動と移住 次にやる人 Ⅱ 開店前夜 二十年後 沖縄語辞典 不動産屋・自練・本屋 世界のウチナーンチュ大会 古本とコーヒー 本棚 店の名前 開店前夜 「とくふく堂」閉店 みーぐち 看板 開店の日 Ⅲ 路上に座って店番中 机とヒンプン 「日本一狭い古本屋」と呼ばれて 牧志三ー三ー一 地縁 金々節 市場中央通り 数字 ひも くもこ 立体 沖縄の元気な古本屋 ウララをうたう フクロウ 大市 ユッカヌヒー 読んでいない本について ジンブン 那覇の本屋さんだいたいマップ・沖縄本島の古書店データ Ⅳ 市場通り繁昌節 オフ・ビート・ウララ エプロン あとつぎ 箱 電球 夜と朝 別の朝 I'm open 美容院 職業占い 女の子には向かない職業 末は作家ね ダイヤルは四列 スピリチュアル・ミャーク 一号線 ツイード テニスコート 鼻 首里 線引 OKINAWA 新年会 旧正月侵出 異動と移住、その後 三十年前のウララ おまけ 「広州書墟」 ウララ、中国の古書イベントに行く あとがき 送料の目安[50]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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増補版 つながる沖縄近現代史 ―沖縄のいまを考えるための十五章と二十五のコラム/ 前田勇樹・古波藏契・秋山道宏 編
¥2,460
A5 248ページ 【版元サイトから】沖縄戦後80年 私たちの現在地を確かめる 沖縄近現代史のベストセラーが増補版として刊行! 新進気鋭の研究者たちが 斬新な視点で沖縄の歴史をつなぐ 入門書の「決定版」 ●あらたに五つのコラムを追加 ●つなげて読んでほしい編者オススメのブックレビュー この本は「教科書」でも、歴史のトリビアを寄せ集めた「歴史ネタ本」でも、専門用語と古文書だらけの「専門書」でもない。世界史や日本史とのつながりを意識し、現代の沖縄社会の課題に向き合う上で必須と思うテーマを選び、最新の研究成果を踏まえ、史料に基づき、時代の流れに沿って配置した沖縄近現代史の「入門書」である。 執筆者は本章とコラム併せて、総勢29名。多彩なバックグラウンドを持つ研究者たちが、知恵や知識を出し合って、沖縄に興味をもつ幅広い読者へむけてまとめた。 ●目次 はじめに 近くて遠い、近現代史へのミチシルベ 前田 勇樹・古波藏 契 第一部 狙われた島々 第一章 ペリーが琉球にやってきた時代 前田 勇樹 第二章 「琉球処分」の一四〇年 前田 勇樹 【コラム①】旧慣期宮古・八重山地域の女性たち 伊佐 知弥子 第三章 甘いけど苦い、黒糖と沖縄近代 前田 勇樹 【コラム②】農村の人口増加とイモ・ソテツの話 比嘉 吉志 【コラム③】旧慣期の先島と人頭税 平良 勝保 第二部 「日本人」への扉 第四章 沖縄を変えたふたつの戦争 前田 勇樹 【コラム④】島嶼性と島嶼制 高江洲 昌哉 【コラム⑤】戦前の「SNS」・新聞投書 上里隆史 第五章 沖縄の人々にとって「日本人」になるってどういうこと? 萩原 真美 【コラム⑥】七〇年にわたる沖縄の方言札 近藤 健一郎 【コラム⑦】八重山女性の手から消えたティーツキ 山城 彰子 第六章 「ヤマト化」に翻弄される沖縄 高江洲 昌哉 【コラム⑧】伊波普猷と沖縄学 崎濱紗奈 【コラム⑨】人類館事件 大里 知子 【コラム⑩】鉄道のある県民生活 喜納 大作 第三部 「沖縄戦」に潜むもうひとつの歴史 第七章 エスニック・マイノリティの沖縄戦 北上田 源 【コラム⑪】沖縄戦における御真影奉護と志喜屋孝信 萩原 真美 【コラム⑫】朝鮮半島出身者と沖縄 成田 千尋 第八章 読谷・旧軍飛行場用地問題から何を学ぶか 北上田 源 【コラム⑬】サイパン・テニアンの地上戦と再基地化のなかで 森 亜紀子 第九章 語りなおされる沖縄戦体験 秋山 道宏 【コラム⑭】学徒の戦場動員と記憶の継承 大田 光 【コラム⑮】「集団自決」と向き合う 石川 勇人 【コラム⑯】沖縄の地域史編さん 濵地 龍磨 第四部 アメリカ世と日本復帰にひきさかれて 第十章 アメリカ膨張史のなかの沖縄 池上 大祐 【コラム⑰】「沖縄県公文書館」とアメリカ資料 仲本 和彦 第十一章 何が人々を「島ぐるみ闘争」へと駆り立てたのか 古波藏 契 【コラム⑱】為政者の視点で見る沖縄 古波藏 契 【コラム⑲】米国統治下の「外国人」について 土井 智義 第十二章 復帰運動を「総括」する 古波藏 契 【コラム⑳】沖縄アイデンティティーにとってコザ蜂起とは? ウエスリー 上運天 【コラム㉑】 アメリカ世から日本世を貫く《沖縄を返せ》 栫 大也 第五部 沖縄社会を編みなおす 第十三章 ウチナーンチュの世界帝国 古波藏 契 【コラム⑱】本土就職と「キセツ」のあいだ 岸 政彦 第十四章 日本復帰と「開発の時代」 秋山 道宏 【コラム㉓】女性と琉球人形から考える戦後 謝花 直美 【コラム㉔】市場の戦後史 新 雅史 第十五章 くりかえす沖縄ブームと基地問題 古波藏 契 【コラム㉕】一九九二年の沖縄ブーム 新城 和博 おわりに 出会いなおし続けるために 秋山 道宏・前田 勇樹 『増補版 つながる沖縄近現代史』にいたるまで 新城和博 つなげて読んでほしい編者オススメのブックレビュー 参考文献一覧 執筆者一覧 送料の目安[50]: ゆうパケット(A4)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、ゆうパケットに入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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ひめゆりたちの春秋 ー沖縄女師・一高女の「寄宿舎」ー/仲程昌徳
¥1,650
新書判 181ページ 【版元サイトから】1916年「ひめゆり学園」寄宿舎が落成してから、1945年3月22日、最後の留送別会がおこなわれるまでの出来事。 やがて悲惨な戦争に巻き込まれていく「ひめゆりたち」の青春の日々。 「寄宿舎についての「ひめゆり学徒」たちの話を聞きながら、彼女たちにも青春の楽しい思い出があったことを嬉しく思った。寄宿舎を取り上げた、大きな理由である。 ひめゆりたちの姿が、少しでも伝わってくれたらと思う。」(本書「あとがき」より) ■目次 はじめに Ⅰ、寄宿舎へようこそ Ⅱ、寄宿舎の始まりと事件 Ⅲ、大正期の寄宿舎生活と団欒 Ⅳ、社会情勢の変化と寄宿舎 Ⅴ、しのびよる軍国化 Ⅵ、太平洋戦争への道 Ⅶ、戦時下の行事と楽しみ Ⅷ、十・十空襲をくぐり抜けて Ⅸ、一九四五年の寄宿舎 Ⅹ、「ひめゆり学徒隊」として おわりに 附・『姫百合のかをり』再見 あとがき 送料の目安[30]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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蓬莱の海へ 台湾二・二八事件 失踪した父と家族の軌跡/ 青山惠昭
¥2,420
四六判 304ページ 【版元サイトから】父は「台湾二・二八事件」の犠牲者だった 与論島 台湾島 沖縄島 非情な歴史の記憶と、国境をこえる人々の心のつながりを描く、個人的かつ歴史的なノンフイクション。 歴史の波に翻弄された家族の記憶と、外国人ではじめて「台湾2・28事件」犠牲者として、認定賠償が認められるまでの記録。 沖縄から問い直す、台湾、日本の知られざる現代史 著者より 「自分史」を書こうと考えたのではありませんが、自らのまわりで起きた大事なこと、子や孫に伝えないといけないことを残しておくことを思い立ち4年前から書き記してきました。 文章力もなく知識も浅いなかで七転八倒の連続でしたが、ただただ恐れを知らない〝使命感〟におされて粉骨邁進、今ようやく発刊の時がきました。」 目次 はじめに 父は「台湾二・二八事件」の被害者だった 第一部 台湾二・二八事件と漂流家族 第一章 事件発生と父の失踪 第二章 与論島生まれ 第三章 基隆社寮島物語 【コラム】佐藤春夫の「社寮島旅情記」 第四章 彷徨の海 【コラム】沖縄復帰祈願海上大会 第二部 失踪宣告と逆転勝訴 第五章 失踪宣告 第六章 台湾の島を歩く 第七章 法廷へ 第八章 逆転勝訴 第九章 認定賠償を実現して 【コラム】西村京太郎、二・二八事件を書く 第三部 台湾と沖縄の未来へ 第十章 沖縄関係被害者 第十一章 台湾人船主の「證文」 第十二章 歴史を記憶すること 第十三章 沖縄と台湾、そして日本 送料の目安[60]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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さんぺいの沖縄そばの歩きかた/さんぺい
¥1,980
A5変型 176ページ 【版元サイトから】すばじょーぐーになりたい!(大好きな沖縄そばをもっと好きになりたい!) 沖縄そばが大好きなひと みんなに読んで欲しい本が ついに出来ました! 365日沖縄そばを食べる! SNSやテレビでおなじみの 沖縄そば発信家・さんぺいが満を持して 沖縄そばの魅力を語る 待望のまるごと一冊「沖縄そば」の本! 県民とともに歩んだ沖縄そばの歴史・文化を うんちく・ゆんたく もっと知りたい! もっと伝えたい! すば初心者から すばじょーぐーまで 新しい味わいを発信します とっておきの沖縄そば屋の紹介はもちろんですが、 まず沖縄そばとはなにか、その歴史から現在の沖縄そば事情まで 美味しそうでそばマニアックなコラムが満載です。 ◎沖縄そばってなんだ ◎沖縄そばのすばらしき仲間たち ◎バック・トゥー・ザ・沖縄そば ◎もっとディープな沖縄そばの世界 ◎世界にとどけ!沖縄そば活のすすめ 送料の目安[50]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ /林芙美子
¥990
文庫 288ページ 【版元サイトから】旅だけがたましいのいこいの場所――台湾、満洲、欧州など、肩の張らない三等列車一人旅を最上とする著者の若き日の旅。文庫オリジナル。〈解説〉川本三郎
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帝国の書店 書物が編んだ近代日本の知のネットワーク /日比嘉高
¥5,940
A5 414ページ 【版元サイトから】かつて日本の勢力圏には、多くの書店が存在した。そうした「外地」書店と、そこへ書物を運んだ取次業者は、出版の中心たる内地と、他民族を含む外地の読者を結びつけ、流通網を形成した――。書店人の個人史を織り交ぜながら、帝国日本全域の取次・書店史を編み、人と知の移動を支えた文化的基盤の全貌を浮かび上がらせる。 凡例・参考地図 はじめに──外地書店からみえる帝国の人と知の風景 Ⅰ 書店網を見わたす──空間支配と知のインフラストラクチャ 第1章 帝国の書物ネットワークと空間支配──マリヤンの本を追って 第2章 外地への書店進出の歴史──書籍雑誌商組合史と小売書店の誕生から 第3章 帝国の書物取次──大阪屋号書店、東京堂、関西系・九州系取次など Ⅱ 近代東アジアの日本語書物流通──台湾、朝鮮、満洲、中国 第4章 新高堂と日本統治下の台湾書店史 第5章 朝鮮半島における日本語書店と書物取次ネットワーク 第6章 満洲の本屋たち──満洲書籍配給株式会社成立まで 第7章 中国で本を買う──華北、華中における日本人居留民と書店 Ⅲ 移植民地の書店──北南米、樺太、南洋 第8章 日本人街に本屋を開く──北米南米の日系移民と日本語書店 第9章 北方植民地の本屋──樺太における日本人書店史 第10章 南方共栄圏の書店と書籍配給 Ⅳ 戦争と書店──統制、配給、引揚げ 第11章 統制経済と書物流通──共同販売所から国策書籍配給会社へ 第12章 戦時下における内地外地の小売書店──企業整備、共同仕入体、読者隣組 第13章 本屋の引揚げ、本の残留 おわりに──そしてまた本屋を開いた 注 主要参考文献一覧 初出一覧 あとがき 人名索引 送料の目安[不可]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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呪文の言語学ールーマニアの魔女に耳をすませて/角悠介
¥2,640
四六判 256ページ 【版元サイトから】呪文もことばである。 ルーマニアには古い魔女文化がいまも残っているとされている――。東欧在住20年の言語学者が、魔女大国とも呼ばれるこの地の民間伝承や実体験をひもとき、“呪文の正体”に迫る。不思議でちょっと怖い呪文の世界をめぐる、まったく新しい言語学エッセイ。 ◎附:「言語学者から魔女へのインタビュー」 ◎カヴァー写真:スクリプカリウ落合安奈 * 〈ちちんぷいぷい〉、〈アブラカダブラ〉、〈ビビディ・バビディ・ブー〉……この世はさまざまな「呪文」で溢れている。(…)幼いころの私たちにとって身近なものであった呪文だけれども、そもそもあれは何だろうか。単なる語の羅列に過ぎないのだろうか。(…)本書では、(…)言語学者が「呪文という聖域」に片足を突っ込んで、先人たちの研究を足掛かりにさらに深いアプローチを試みる。――本書より * 【目次】 まえがき 1 魔女 2 魔術 3 呪文 言語学者から魔女へのインタビュー 山田エリーザ あとがき 注/参考文献/図版出典 送料の目安[45]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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独り言の多い博物館 /標野凪
¥1,760
四六判 232ページ 【版元サイトから】新たな一歩を踏み出すために。 大切な何かを取り戻すために。 思い出の品、お預かりします。 丘の上にある古いレンガの「別れの博物館」。 さまざまな想いを抱えた人々が、今日も博物館を訪れます。 「別れの博物館」収蔵物リスト 館長の<数>、喫茶店に飾られていた<額>、帽子作家の<針>、手話ボランティアの<耳>、数学教師の<名>、着られることのない<服>……。 送料の目安[50]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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台湾少女、洋裁に出会う―母とミシンの60年/ 鄭 鴻生著・天野 健太郎訳
¥1,870
【古書】 B6判 268ページ 【版元サイトから】日本統治下の台湾で日本の婦人雑誌に魅了された少女はやがて、台南に洋裁学校を開く。母が息子に語ったもう一つの”カーネーション”もうひとつの「カーネーション」がここにあった! 日本統治下の1930年代の台湾に「洋裁」に夢を託した少女がいた。『主婦之友』『婦人倶楽部』…日本の婦人雑誌に魅了された少女は親の反対を押しきって、洋装店の見習いとなり、やがて戦前の東京に留学を果たす。戦後、台南に自ら洋裁学校を開校する彼女が息子に語ったオーラルヒストリーから台湾の近代が浮かび上がる。 送料の目安[40]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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すこし広くなった 「那覇の市場で古本屋」それから/宇田智子
¥1,980
四六判 248ページ 【版元サイトから】あれからいろいろありました。 市場の引越、アーケードの建替、コロナ禍……。 それでも続く市場の日々。 「いまから五十年よ」 つまり私が九十歳まで。 市場ではありえない 年齢ではない。 明日もすこやかに、 四・五坪の帳場で店番中。 本のこと、市場のこと、アーケードのこと、お客さんとのやりとり、忘れられない風景、そんな日々をたんたんと、ときにさざ波を感じながら綴る、あれからとこれから。 送料の目安[40]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください
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おうちでうちなーごはん!/はやかわゆきこ
¥1,980
B5判 112ページ 【版元サイトから】イラストでわかりやすい、初めてでも作れる 「うちなーごはん」の基本が一冊に! 沖縄の太陽をいっぱいにあびてそだった 島野菜や海の幸は、からだにやさしい「くすいむん」。 自然の恵みに感謝して、つくられてきた毎日のごはんこそ、 知恵のつまった「ぬちぐすい」。 季節ごとの身近な食材を使った、「沖縄の家庭料理」うちなーごはんを、 もう一度、見直してみませんか。 夏・秋・冬・春、季節ごとの食材・レシピと オールカラーのイラストで、目にもおいしい一冊です。 送料の目安[30]: ゆうパケットまたはネコポス(A4/3cm)1通で送れるのは合計[120]までとお考えください。お買い物の組み合わせにより、入らない場合はこちらで適宜、レターパックや宅配便に送料を修正してお送りします。あくまで目安とお考えください