通信販売
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リスボンのブック・スパイ/アラン・フラド 、高山祥子 訳
¥2,750
四六判 442ページ 【版元サイトから】1942年、第二次世界大戦下。ニューヨーク公共図書館で働く司書のマリアは、大統領令に基づく任務を帯び、ポルトガルのリスボンに旅立つことになった。その任務とは、身分を偽り、戦略分析のため枢軸(すうじく)国の刊行物を収集すること。報道写真家の母をスペイン内乱で亡くしたマリアは、危険を冒してでも戦争を終わらせたいという強い想いを抱いていたのだ。 同時期、リスボン。書店を営む青年ティアゴは、書類偽造の天才である書店員ローザとともに、迫害から逃れようとするユダヤ人避難民を命懸けで援助していた。マリアは街で本や新聞を集めるうちにふたりと出会い、戦争を終わらせるためのさらなる任務に臨むことに── 戦時のヨーロッパで活躍した実在の図書館司書に材をとり、本を愛する者たちの闘いを描き上げた、心揺さぶる傑作長編!
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ジェリコの製本職人 /ピップ・ウィリアムズ 、 訳・最所篤子
¥3,520
四六判 562ページ 【版元サイトから】第一次世界大戦下の英国。オックスフォード大学出版局製本所で双子の妹とともに働く女工ペギーは、夜になると工場から密かに持ち帰った不良(ヤレ)本をむさぼるように読み、大学で学ぶことを夢見ていた。だが、労働階級の彼女にとって学問は決して手の届かない高嶺の花だ。 戦争は日に日に激化し、街にベルギー難民が押し寄せ、疫病が流行し、社会は変わっていく。ペギーは、障害のある妹への責任やベルギー負傷兵との恋に悩みながら、大学を目指す――。 世界が恋した豪州発の傑作歴史小説『小さなことばたちの辞書』の姉妹篇が登場。前作同様オックスフォード大学出版局を舞台に、若く貧しい女工の挑戦、戦争と銃後のリアル、そして当時の製本工場を活写した紙の本への愛あふれる珠玉の物語。
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絵本 星の王子さま/サン=テグジュペリ著、池澤夏樹 訳
¥1,870
四六判変型 128ページ 【版元サイトから】砂漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な少年が現れる。 故障した飛行機を修理できなければ、一週間と命がもたないという極限状態の中で、少年は飛行士のぼくに「ヒツジの絵を描いて...」と話しかけてくる。 少年の話から、彼はちいさな星の王子さまであることが分かり、次第に彼の真実が明らかになっていく。 1943年に発売された世界的ベストセラーを池澤夏樹氏が翻訳。
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スナーク狩り/ルイス・キャロル著、トーべ・ヤンソン絵、穂村 弘 訳
¥1,430
A5判 64ページ 【版元サイトから】その姿を見た者は消えてしまうと言われている、怪物スナーク。 そのスナークを捕まえようと、船長ベルマンのもとに集まったのは、靴磨き、帽子屋、弁護士、ブローカー、ビリヤード・マーカー、パン屋、肉屋、 銀行家、そしてビーバー。真っ白な海図を持って出航した総勢9人と一匹だが・・・ 噂が想像を増幅させ、極限の恐怖に支配される中で起こる驚愕の結末!? 謎の怪物スナークは、いたのか? いないのか? 「アリス」シリーズの作者ルイス・キャロルによる奇想天外な物語の世界にシンクロする絵を描いたのは、ムーミンでおなじみのトーベ・ヤンソン。 このノンセンスな冒険奇譚を、歌人・穂村弘ならではのスタイルで日本語に変換した『スナーク狩り』。その魅力的な一冊は、必見・必読! です。
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わたしたちが起こした嵐/ヴァネッサ・チャン 著 、品川 亮 訳
¥2,970
四六判 460ページ 【版元サイトから】英国統治下から日本占領下のマラヤで、日本軍のスパイに協力した主婦セシリーと、その家族に起こった数々の悲劇をスリリングに描く。 1945年、日本占領下のマラヤでは少年たちが次々と姿を消し始める……。日本軍のスパイに協力した主婦セシリーと、その家族に起こった数々の悲劇を、虚実を織り交ぜながら圧倒的な筆力で描く。20ヶ国以上で刊行決定、発売前から話題を呼んだ衝撃のデビュー作。女たちにとって、戦争とは何だったのか?(解説:松岡昌和)
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魯肉飯のさえずり/ 温又柔
¥946
文庫 296ページ 【版元サイトから】 理想の人と結婚した桃嘉は、夫に「大切なもの」をふみにじられていく。台湾と日本の間で母娘の痛みがこだまする長篇。織田作之助賞受賞作。 〈解説〉渡邊英理
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高雄港の娘/陳 柔縉 著・ 田中 美帆 訳
¥2,750
四六判 360ページ 【版元サイトから】日本統治時代に台湾南部の港町・高雄で生まれた孫愛雪。戦後の政治的弾圧で父と夫は国を去り、やがて愛雪も夫を追って日本へ渡る。「良妻賢母」の価値観を教え込まれた愛雪は、その通りに家の仕事をこなし、台湾独立運動に奔走する夫を支えながら、自らも実業家として道を切り拓き強く生きた。そして晩年、家族を陥れた意外な真実を知る……。 数々の歴史ノンフィクションを手掛けた陳柔縉ならではの、歴史の細部まで描き込んだ生き生きとした筆致。実在の人物・郭孫雪娥をモデルとしつつ、虚構を交えながら女性の視点で台湾の現代史を問い直す歴史小説
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法城を護る人々 下/松岡 譲
¥2,200
10/8からの発送です 文庫 552ページ 全3巻 初版特典ノベルティしおり付き 【版元サイトから】五十年に一度の宗祖の大御遠忌のために京都に行った主人公・宮城は、「苦々しき封建時代の遺物たるお祭騒ぎ」を前に、真宗寺院とそれに付随する一切を徹底的に批判するが、やがて――。 痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く、松岡譲の代表作にして自伝的小説、待望の復刊。 解説=半藤末利子 ★法蔵館文庫創刊5周年記念 DMM GAMES「文豪とアルケミスト」とのタイアップ帯を特装!(©2016 EXNOA LLC)
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法城を護る人々 中 /松岡譲
¥2,200
10/8からの発送です 文庫 464ページ 全3巻 初版特典ノベルティしおり付き 【版元サイトから】 東京の帝大に進学した主人公・宮城の心は様々な宗教者が戦わす法論に接しながら揺れ動く。 宗門改革運動にも引かれたものの、心を満足させてくれる宗教者には出会えず――。 痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く、松岡譲の代表作にして自伝的小説、待望の復刊。 解説=真継伸彦、大澤絢子 ★法蔵館文庫創刊5周年記念 DMM GAMES「文豪とアルケミスト」とのタイアップ帯を特装!(©2016 EXNOA LLC)
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法城を護る人々 上 /松岡 譲
¥2,200
10/8からの発送です 文庫 528ページ 全3巻 初版特典ノベルティしおり付き 【版元サイトから】雪国の大寺院に生まれた主人公・宮城は、寺院の生活が拝金主義の類に過ぎないと考え、寺を継ぐことを断固拒絶。 旧来の教団と寺院のあり方を頑迷固陋に護る父との間に凄絶な対立が生じる――。 痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く、松岡譲の代表作にして自伝的小説、待望の復刊。 解説=野尻はるひ ★法蔵館文庫創刊5周年記念 DMM GAMES「文豪とアルケミスト」とのタイアップ帯を特装!(©2016 EXNOA LLC)
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ハイファに戻って/太陽の男たち ガッサーン・カナファーニー 著 、黒田寿郎 ・ 奴田原睦明 訳
¥968
SOLD OUT
文庫 296ページ 【版元サイトから】二十年ぶりに再会した息子は別の家族に育てられていた―― 時代の苦悩を凝縮させた「ハイファに戻って」、密入国を試みる難民たちのおそるべき末路を描いた「太陽の男たち」など、不滅の光を放つ名作群。 著者 ガッサーン・カナファーニー (カナファーニー,G) 1936年パレスチナ生まれ。12歳のときデイルヤーシン村虐殺事件が起こり難民となる。パレスチナ解放運動で重要な役割を果たすかたわら、小説、戯曲を執筆。72年、自動車に仕掛けられた爆弾により暗殺される。
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台湾漫遊鉄道のふたり/ 楊双子 著 三浦裕子 訳
¥2,200
SOLD OUT
四六判 300ページ 【版元サイトから】炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。結婚から逃げる日本人作家・千鶴子は、台湾人通訳・千鶴と“心の傷”を連れ、1938年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。台湾グルメ×女たち×鉄道小説
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ミシンの見る夢/ビアンカ・ピッツォルノ 著 中山エツコ 訳
¥2,695
SOLD OUT
四六判 280ページ 【版元サイトから】19世紀末の身寄りのない日雇いのお針子の少女が、仕事を通して各家庭の様々な秘密を共有したり難題を乗り越え、成長していく。イタリアでベストセラー、ページをめくる手がとまらない! イタリアの国民的作家のベストセラー! 19世紀末、階級社会の残るイタリア。コレラの流行で少女は次々と家族をなくし、祖母と2人のみが生き残るなか、裁縫技術を身につける。やがてその祖母も亡くなり、身寄りがなくなった少女は自立し、上流家庭のお屋敷に通って針仕事を請け負う。その際に偶然知ることになる、各家庭の驚くべき秘密とは……。自身にもふりかかるさまざまな出来事を乗り越えつつ成長し、ミシンひとつで、自由に力強く人生を切り開いた小さなお針子の波瀾万丈の物語。
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南光/朱 和之 著 中村 加代子 訳
¥2,860
四六判 392ページ 【版元サイトから】日本統治時代の台湾で客家の商家の元に生まれ、内地留学先の法政大学でライカと出会ったことで写真家の道を歩み始めた鄧騰煇(鄧南光、1908–1971)。彼のライカは、東京のモダンガールや、戦争から戦後で大きく変わりゆく台湾の近代を写し続ける……。 歴史小説の名手が、実在の写真家が残した写真をもとに卓越した想像力で、日本統治時代や戦後の動乱、台湾写真史の重要人物との交流などを鮮やかに描き出す。本国で羅曼・羅蘭(ロマン・ロラン)百萬小説賞を全会一致で受賞した労作。巻末に南光による写真図版12点を収録。 アジア文芸ライブラリ
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花と夢/ツェリン・ヤンキー 著 星 泉 訳
¥2,640
四六判 308ページ 【版元サイトから】ラサのナイトクラブで働きながら場末のアパートで身を寄せ合って暮らす四人の女性たちの共同生活と、やがて訪れる悲痛な運命……。家父長制やミソジニー、搾取、農村の困窮などの犠牲となり、傷を抱えながら生きる女性たちの姿を慈愛に満ちた筆致で描き出す。チベット発、シスターフッドの物語。英国PEN翻訳賞受賞作。 アジア文芸ライブラリー
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新訳老人海/アーネスト・ヘミングウェイ 今村楯夫訳
¥2,200
SOLD OUT
【版元サイトから】ノーベル文学賞受賞作家アーネスト・ヘミングウェイの世界的名作が第一人者による新訳でよみがえる。 マカジキと対峙する老人は、「老い」と「弱さ」に向き合うひとりの人間だった。 老人と漁を共にする「boy」を、「少年」ではなく「若者」と解釈することで、老人の「弱さ」を浮かび上がらせ、世界的名作に新たな光を当てる。 老人・サンティアゴのモデルとなった人物を訪ねたエピソードをおりまぜた、訳者・今村楯夫氏による解説も掲載。