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文庫 412ページ
【版元サイトから】「民間の新嘗祭」と呼ばれる奥能登のアエノコト。稲作民族の原点を伝えるとされるその姿は、じつは、激変する戦後日本の中で柳田国男とその門下たちによって「発見」されたものだった。フィールドとテクストに働く政治と修辞を徹底的に読み解き、アエノコトを「二十世紀の物語」として再考する。
序 章 奇妙な懸隔――柳田/民俗学というアポリア
第一章 闘争の場としての民俗文化財――宮本馨太郎と祝宮静の民俗資料保護
はじめに――民俗/学の再想像
一 起源としてのアチック
二 「民俗資料」の独立
三 民俗資料緊急調査の波紋
四 民俗文化財研究協議会の軌跡
おわりにかえて――そして「民俗文化」は「財」になる
第二章 あえのことのこと――小寺廉吉と四柳嘉孝の民俗調査
はじめに――ある儀礼像の創出
一 放浪の研究者――小寺廉吉の若山村調査
二 饗応の祭典――『歳時習俗語彙』から『山宮考』ヘ
三 分布と形態――四柳嘉孝のアエノコト調査
四 稲の産屋――にひなめ研究会と九学会連合能登調査
おわりにかえて――「民間の新嘗祭」の誕生
第三章 民俗と写真のあいだ――芳賀日出男と民俗写真
はじめに――民俗写真というプロブレマティック
一 写真家の民俗/民俗学者の写真
二 演出の否定――柳田国男の写真観
三 六枚目の写真――野本家のアエノコト
四 『田の神』へ至る道――芳賀日出男のアエノコト
おわりにかえて――再び、民俗写真というプロブレマティック
第四章 農の心の現在――原田正彰とあえのこと保存会
はじめに――「文化の客体化」論再考
一 国指定重要無形民俗文化財――保存会設立まで
二 埋め込まれる太陽神――原田正彰の記述と調査
三 観光化の「希望」と「挫折」――植物公園のアエノコト実演
四 能登を越える――江戸村と国立歴史民俗博物館
五 伝承する現在――梅勝二さんと中谷省一さん
おわりにかえて――それぞれのアエノコト
終 章 エスノグラフィック ノ セカイ
文献一覧
あとがき
岩波現代文庫版へのあとがき
解 説
索 引
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