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はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?(岩波ジュニアスタートブックス)/増田隆一著
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B6判、126頁
岩波書店
【版元サイトより】ゾウとサイとライオンが、インドとアフリカにいるのはなぜ? コアラの祖先はアメリカ出身? 昔は本州にもヒグマがいた!?――どこにどんな野生動物がいて、その動物たちは大昔から、地球のどこをどのように移動して、今いる場所にたどりついたのか? そんな疑問に答えるのが動物地理学です。たくさんの動物を例に、紹介します。
目次
この本の内容
はじめに
第1章 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?――地域によって生息する動物の種類がちがう理由
クマの分布を調べたい/ヒグマは大陸からやってきた?/ニホンザルは世界中探しても日本にしかいない/固有種が経験した共通のできごととは?/動物の地理境界線――ブラキストン線
コラム1―1 パンダはどんなクマなのか?
第2章 新天地へ! コアラの祖先が生まれ故郷を出る――動物たちはどのように世界へ散らばったのか?
大陸が移動する?/大陸が分かれる? 運命共同体ができる/大陸がくっつく?/カンガルーやコアラの祖先も大陸を移動した/世代をかけた移動/動物に移動をうながすものは?/ヒグマが寒さから逃れたレフュージアとは?/寒いとできる陸橋――マンモスもわたってくる/人類も移動する/ヒグマのはるかなる旅――北海道へ3度やってきた/気候変動と動物たちの移動/なぜライオンとゾウとサイは、インドとアフリカにいるの?
コラム2―1 北 海道のエゾモモンガとオーストラリアのフクロモモンガは、親戚なのか?
第3章 カバとクジラは近い仲間?――動物地理学から進化を考える進化とは新しい種ができること/オタマジャクシからカエルへの変化は進化ではない!/ヒグマとホッキョクグマは別種?/アナグマの雑ざっ種しゅが見つかる/形からたどる進化/遺伝子からたどる進化――バクテリアも哺乳類も、時間を刻むDNAをもつ/系けい統とう樹じゅを利用する/移動が進化を生み出す/食がさらに進化を生み出す――水中から陸上へ/分断が進化を生み出す/動くことから分布までの連続性/ウマは走ることに進化した/陸上から水中へ戻もどったクジラ/クジラのかかとがヒント?/哺乳類の前に恐竜が繁栄/巨大すい星の衝突と恐竜の絶滅/哺乳類の出番がやってきた/ホモ・サピエンスとネアンデルタール人
コラム3―1 動物は寒い地域ほど大きく丸くなる―「ベルクマンの規則」と「アレンの規則」
コラム3―2 植物も移動できる?
第4章 動物地理学から、人間社会を考える――外来種となったアライグマ、アメリカミンク/なぜアライグマが日本に?/なぜアメリカミンクが日本に?/外来種をつくったのは人間活動/オオカミからイヌへ/ヤマネコからイエネコへ/ペットや家畜が生態系を乱す?/ロンドンの街なかにキツネ?――都市動物とは何か?/札幌のアーバンフォックス/東京に出没する「都市ダヌキ」/外来種ハクビシンが都市動物に/都市動物との共存/パンデミックはなぜ起こるのか?/過去のパンデミック/環境の保全と動物地理学/ホッキョクグマと地球温暖化
コラム4―1 身近な動物地理学に参加するには?
おわりに
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索引
増田隆一
1960年生まれ。北海道大学大学院理学研究院教授。北海道大学大学院修了、理学博士。取り組んでいる研究は、遺伝子から進化を探る動物地理学。特に、ヒグマがいつ、どんなルートで北海道へやってきたのか、札幌の都市ギツネがどのように街なかを移動し利用しているのか、を調べている。ヒグマと人の文化との関係を考えることも興味深い。著書に、『ユーラシア動物紀行』(岩波新書)、『うんち学入門』(講談社ブルーバックス)、『ヒグマ学への招待』(編著、北海道大学出版会)など。
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